2004年10月17日
海

外房線の終点であり、内房線の終点であり、外房線と内房線が出会うところであり。
それが安房鴨川(あわかもがわ)。
駅を降り、電車の窓からかすかに見えた海を目指して歩く。
駅からまっすぐの道を抜け、T字路にぶつかったとき、目の前に真っ青な海が広がる。
夏のオレンジ色に輝く海ではなく、ひっそりとした深いあおの海。
テトラポットにぶつかる海の水は、いったん白く砕け、波を殺し、浜に凪いだ波をよこす。
都会にいては決して見えないもの、まっすぐな水平線があんなにもくっきりと見える。
なにもなくていい。ただそれだけで。
2004年10月17日
房総半島を一回り

気の向くままにぶらりと出かける電車旅。
今回は房総半島を一回りする。
東京駅を総武線に乗って出発。千葉で外房線に乗り換えて終点の安房鴨川(あわかもがわ)へ。
1時間ほど海を眺めたあと、内房線に乗って千葉に戻る。
東京を出てから東京へ戻るまで、約半日の旅。
時刻表と文庫本、それとデジカメを持ってのぶらり旅。
上段左:内房線 (安房鴨川駅)
上段右:ビューさざなみ (安房鴨川駅)
下段:特急わかしお (東京駅)
目的は何もない。ただぼんやりと電車に乗ること。
乗りながら、あのこともこのことも考えようと思う。
でも、結局はなにも考えず、ただ窓から外の景色をながめている。
何一つ考えはまとまらない。でも、それでもいいかな、と思う。