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2005年01月03日

ふるさと・大雄山線を行く 《その6》

20050102_daiyuzan_tengu.jpg

和田河原駅からもう一度大雄山行きに乗って、導了尊をお参りするつもりだった。
しかし、たんぼの中をのんびりと歩くうちに日が落ち始めてしまった。
天狗と大きな下駄で有名な導了尊行きは断念して、戻ることにした。

小田原駅に到着し、改札を抜けると大きな天狗が睨みつけていた。こんなところで天狗様に会えるとは・・・。

幼い頃を過ごした場所を久しぶりに歩いてみた。
今はもうそこに実家はなく、もう何年も行っていないところだ。
JR東日本の路線網は整備され、今ではもうすっかり通勤圏内のかの地だから、すっかり様変わりしているのだろうと思っていた。

確かに住宅は増えたけれど、私の原風景は確実に残っていた。
穀倉地帯ほど広々としていない、どこか窮屈そうなたんぼと、美しい山なみ、そしてゆったりと流れる空気だ。

私の原点がまだそこにある、こんなに喜ばしいことはない。

※旅行記として [ふるさと☆大雄山線]:http://mikan.twinstar.jp/densha_tabi/daiyuzan_line/ にまとめてみました。別サイトが開きますが、よかったら、どうぞ。  

2005年01月03日

ふるさと・大雄山線を行く 《その5》

20050102_daiyuzan_denen.jpg

7つ目の岩原駅と8つ目の塚原駅は、肉眼でも見えるほど距離が近い。
しかしその次の和田河原駅との距離は意外と長い。

塚原駅から和田河原駅まで、線路に沿って歩いてみる。
道は舗装されていないあぜ道で、霜でぬかっている。
電車はたんぼの中を走る。
背景にあるシルエットのような山は、富士山だ。そしてその隣、ぽこんとした形をしているのは金時娘で有名な金時山だ。  

2005年01月03日

ふるさと・大雄山線を行く 《その4》

20050102_daiyuzan_tekyou.jpg

線路は酒匂川の支流にあたる狩川と併走している。
塚原駅を出てしばらくすると、線路と川は交差するのだ。

丹沢山系から流れ出た川に架かる鉄橋を、ブルーの大雄山線が走る。  

2005年01月03日

ふるさと・大雄山線を行く 《その3》

20050102_daiyuzan_yama.jpg

8つ目の塚原駅に停車している、下り大雄山行きの後姿。

前方には箱根の山々が連なり、まるで山に向かって突進してゆくようだ。  

2005年01月03日

ふるさと・大雄山線を行く 《その2》

20050102_daiyuzan_5000kei.jpg

小田原は国際的な観光地、伊豆・箱根・富士への玄関口だ。
伊豆箱根鉄道は西武鉄道系列で、静岡県にある『駿豆線』とよばれる線の兄弟鉄道になる。

今、大雄山線を走るのは5000系といわれる電車。1984年に昔のベージュとピンクのボディーから、一新してブルー系のさわやかなボディーとなった。

小田原から7つ目、岩原、塚原間を走る姿だ。  

2005年01月03日

ふるさと・大雄山線を行く 《その1》

20050102_daiyuzan_rosenzu.jpg

湘南電車が走る神奈川県の西の端、小田原駅から出る、小さな単線のローカル電車がある。
小田原駅から終点の大雄山まで、12の駅を約20分でつなぐ電車。
小さな小さなローカル電車は、『伊豆箱根鉄道・大雄山線』という。

終点の大雄山には、知る人ぞ知る『導了尊最乗寺』というお寺がある。
また、途中小田原市から南足柄市に入るが、その名前があらわすとおり、足柄山で熊とおすもうをとった金太郎が生まれたとされる地だ。

箱根連山に囲まれた、足柄平野の真ん中を突っ切るように小さな電車が走る町、それが私のふるさとだ。