2005年04月17日
2005年04月17日
早春の小湊鉄道を行く《その11》=夕方は二両編成に=
上総三又駅から列車に乗ろうかな、とも思ったけれど、思いなおしてもうしばらく線路沿いのあぜ道を歩くことにする。
駅を出てしばらく歩くと、また列車に出会う。
今度の列車は二両編成。夕方は日中よりもお客が増えるのだろう。
比較的天気の良い三連休だったが、この日に限ってどんよりとした日だった。
しかし、ここにきてやっと、青空が見えてきた。
2005年04月16日
早春の小湊鉄道を行く《その10》=上総三又駅=
上総山田駅に着いたとき、もう4時を回っていた。
だいぶ日が伸びたとはいえ、さすがにちょっとやばい。
少しスピードをあげて、また線路沿いを歩く。
何度か列車を見送って、そのたびに立ち止まり、また線路脇の菜の花やつくしんぼに目をやりながら、「上総三又(かずさみつまた)駅」を目指す。
駅舎はログハウス風、線路はどこまでもまっすぐだ。
2005年04月16日
早春の小湊鉄道を行く《その9》=上総山田駅=
気づいたら養老川の鉄橋の上で1時間近く経っていた。
たんぼの中を突っ切る線路に沿って、道のない道を歩く。
その間に、上りと下り、それぞれ1本ずつの列車に出会う。
約1時間、ゆっくり歩いたその先に、次の駅、「上総山田(かずさやまだ)駅」が見えてきた。
2005年04月13日
早春の小湊鉄道を行く《その8》=鉄橋から五井方面を見る=
列車が五井に向かって走り去った後、少々のがけを上って線路の上に立ち、今列車が走って行った方向を見る。
レールはゆるやかに左にカーブを切りながら、たんぼの中を突っ切って行く。
列車が通ったばかりの線路に、列車がくるはずはないのに、そこに立つだけで胸がドキドキしてくる。
幼い頃、電車好きの兄と二人、レールに耳を押し付けて聞いた「がたんごとん」を思い出す。
2005年04月13日
早春の小湊鉄道を行く《その7》=養老川を走る=
光風台駅からしばらく五井方面に歩くと、大きな川にぶつかる。
赤い鉄橋がかかったその川が、養老渓谷に繋がる養老川だ。
光風台駅を降りてゆっくりと10分ほど歩いたので、そろそろ上り列車の通る頃。
川沿いをしばらくぶらぶらしていると、光風台駅を出た上り五井行きの列車がやってきた。
2005年04月10日
早春の小湊鉄道を行く《その6》=線路沿いのタンポポ=
光風台を降り、さてどちらへ行こうかとあたりを見回す。
土地勘もなにもないので、とりあえず五井方面に向かって線路沿いを歩きはじめる。
駅を出て最初の踏み切りを渡ったところで、線路脇へ入って行く。
線路の脇、レールと枕木の下に敷かれた石の間に、黄色いタンポポが咲いている。
こんなにごつごつしたところで、タンポポはがんばっている。
2005年04月10日
早春の小湊鉄道を行く《その5》=光風台駅=
五井駅を出発したのがもう午後2時近く。
終点の養老渓谷まで行こうと思ったが、1時間かかることを考え、途中で降りることにする。
五井 → 上総村上 → 海士有木 → 上総三又 → 上総山田 と15分ほど車窓を眺めたあと、次の駅で降りようと思う。
5つ目の駅、光風台駅を降り、外に出る。
2005年04月10日
早春の小湊鉄道を行く《その4》=五井駅に列車到着=
駅の周辺をぶらぶらしたあと、ホームに戻ってくると、列車がホームに入っていた。
「フリー切符」の看板を見つけ、それを購入しに駅事務所へ。
往復にしようか片道にしようかと迷っていると、「まだ時間はたっぷりあるし、列車の中でも買えるから、とりあえず乗ってゆっくり考えたら?」と時刻表を一枚くれた。
一両編成の小さな列車は、意外と乗客が多く、ほぼ満席だ。
2005年04月03日
早春の小湊鉄道を行く《その3》=車輌基地にて=
ホームの前方の階段を降りると、車輌基地を横切るように通路がある。
列車の往来もしばらくなさそうなので、線路の中の通路をうろうろする。
朱色とベージュのツートンカラーの、小さな気動車、キハ214が、気持ちよさそうに佇んでいる。
私の記憶は遡り、幼い頃の大雄山線の姿とかすかに重なった。