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2005年03月09日

あさかぜ旅行記《第2章・下関編》=山陽の電車たち(その1)=

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下関駅に到着し、ホームを何往復もして「あさかぜ」を見送った。
あ〜ぁ、行っちゃったね、と、別のところに目をやると、こんな電車が停まっていた。

宇部駅で見たのと同じ形。105系の宇部線、だろうか。でも、宇部線は下関まで来てたかな?

横から見ると、オフホワイトにブルーのラインで、シンプルな瀬戸内色だが、前面から見ると大きな窓(でも、周りが少し大きく黒いだけ?)と赤いラインがちょっと小粋だ。

・・・いや、よく見ると、横の上部にも赤いラインが入っている。
前面と横側、赤とブルーのラインが入れ替わっているのも、また小粋だ。  

2005年03月07日

あさかぜ旅行記《第2章・下関編》=下関到着=

20050212_shimonoseki_ekimei.jpg

前夜の7時に東京駅を出発してから約15時間、とうとう本州の西の端、下関に到着した。

と言っても、実は下関のことはほとんど知らない。武蔵、小次郎の巌流島があることと、ふぐがうまい、ということくらい。
そんなことを思いながら「あさかぜ」を降り、しばらくホームを行ったり来たりしながら別れを惜しんだあと、ふと前を見ると、隣のホームにこんな看板がかかっていた。

毒をもった怖い魚とは思えない、愛らしい姿だ。  

2005年03月05日

あさかぜ旅行記《第1章・乗車編》=駅の風景=

20050212_sanyou_eki.gif

朝の目覚めは広島駅だった。
それから終点まで、10個の駅があった。

窓から見た駅の姿・・・

1.広島駅 6時31分着 中国地方の中心都市。向こうに見える白い電車は、呉線?広島には路面電車も走っている。
2.岩国駅 7時16分着 黄色いかわいい電車がいるね。岩徳線の気動車?日本三大名橋のひとつ、錦帯橋への玄関口。
3.柳井駅 7時42分着 路線図には四国に向かう小さな線があるけど、よくわからない。室町時代から商行港として栄えていたそうな。
4.光駅 8時1分着 静かな駅。周坊灘も程近く、屈指の海水浴場があるそうな。
5.徳山駅 8時17分着 岩国から出てる岩徳線の終着駅。
6.防府駅 8時41分着 駅はとても広々とした感じ。
7.新山口駅 8時56分着 この駅はすごい。何種類もの電車が停まっている。新幹線の0系、なんてのも。見とれてしまって写真に撮れなかったのが残念。
8.宇部駅 9時17分着 新山口から周坊灘に沿って走る宇部線の終着駅。ここまでくればあと少し。でも、列車は急ぐ様子もなく、のんびりと走る。
9.終点・下関駅 9時55分着 とうとう下関に到着した。本州の西の端。山陰へ向かう列車あり、九州へ向かう列車あり、たくさんの西の列車たちが楽しませてくれた。

広島駅から西の駅は以上。
しかし、「10個」のはずなのに何ゆえ「9個」しかないのか。
それはあまりにも朝日に染まる瀬戸内海が美しくて、駅の姿を見ていなかった「宮島口駅」が抜けているから。

あさかぜを降り、半ば目的を達成した感もあったが、いやいやここからが旅の始まりだ。  

2005年02月27日

あさかぜ旅行記《第1章・乗車編》=瀬戸内海=

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乗ったとき真っ暗だった通路側の窓。

夜明け前に広島駅を過ぎ、宮島口、岩国と過ぎる頃、太陽がゆっくりと顔を出し始めた。

通路側の窓から見えたのは、黄金色に輝いた、息を呑むほどに美しい瀬戸内海だった。
ただひとこと、「美しい」のだ。  

2005年02月22日

あさかぜ旅行記《第1章・乗車編》=夜明け前=

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列車は横浜を出ると、熱海、静岡、浜松と静岡県に入って行く。
静岡を過ぎる頃、照明も落とされ、車掌のアナウンスもなくなる。
その後、午後11時43分、名古屋を最後に客扱いはなくなり、翌朝4時15分の岡山まで、京都、大阪などの運転停車のみとなる。

寝台は、列車が駅に発着するたびに揺れるし、線路のつなぎ目、ポイントや鉄橋などを通過するたびに音も響く。とてもぐっすり眠れる状態ではない。
それでもいつしか、鉄道特有の音や揺れは、体になじみ、心地よい子守唄を奏で始める。

最初の客扱いの岡山を過ぎ、列車は広島県に入って行く。
福山、尾道、三原、西条を過ぎ、まもなく広島に到着するというころ。
明け方の深い眠りから目覚め、カーテンの隙間から窓の外を見る。

漆黒の闇はいつしか夜明けの準備に差し掛かった。
夜明け前の空がこんなに明るいことを、その日初めて知った。  

2005年02月21日

あさかぜ旅行記《第1章・乗車編》=B寝台から=

20050211_asakaze_shanai.jpg

あさかぜは3号車にA寝台シングルデラックス、4号車にラウンジカー、それ以外がB寝台(1号車の半分は荷物車)という編成になっている。
私が乗車したB寝台は、電車のボックスシートを大きくして2段にしたような形だ。

上段左側が寝台。カーテンで仕切られ、通路側に読書灯がある。ハンガーをかけるフックが2箇所あり、中央少し高いところに小さなテーブルが付いている。シーツ、枕、毛布、浴衣、ハンガーがそれぞれセットされている。

上段右側は、窓を真正面に見たところ。窓際にはテーブルがあり、そこにアルミの棒のように見えているのは、上段へ昇り降りするためのはしご形の階段だ。

下段は、通路側の窓と、寝台から通路を眺めたところ。窓の下には折りたたみ式の小さなイスがある。通路はやっとすれ違える程度の広さだ。
乗車したばかりのときの真っ黒な窓から、後にすばらしい景色を見ることになるとは、このときは思いもしなかった。  

2005年02月17日

あさかぜ旅行記《第1章・乗車編》=東京駅にて=

20050211_tokyo.jpg

東京駅には1時間前に着いた。
心が逸る分、始動は早かった。

10番線に到着したとき、18時3分発の「さくら・はやぶさ」の後姿を僅かに見送った。
いったんホームを降り、駅弁を買い、飲み物や少しのお菓子を買い込んだ。

一段高いところの長野新幹線やら、おとなりのみかん色の湘南電車やらをあちこち眺め、写真を撮っているうちに、品川方面から四角張った青い電気機関車に牽引されて、列車が入線してきた。

これが会いたくて、会いたくて、恋焦がれた「あさかぜ」だ。
この前の「さくら・はやぶさ」とは違って、方向幕は黒く、「下関」の文字が白く抜かれている。

B寝台のドアをくぐって、いよいよ旅が始まる。

定刻の午後7時、「がちゃん」とひとつ大きな音をたてて、青い列車は走り出した。  

2005年02月15日

あさかぜ旅行記《プロローグ》

20050212_asakaze.jpg

どうしても、どうしても乗りたくて、切符を買いました。
今月いっぱいでなくなってしまう、寝台特急「あさかぜ」です。

三連休の一日目、11日の午後7時。あさかぜは定刻どおりに東京駅を出発しました。
「一緒に行く?」と聞いたとき、珍しく素直に「うん」と言った反抗期の娘と二人、B寝台に乗り込みます。

これから列車は15時間、西へ向かってひた走ります。
さてさて、私の阿房列車、どんな旅になりますことやら。

(写真は下関駅到着後の雄姿です)  

2005年02月11日

待ちに待った日・・・あさかぜの日

20050211_ahouresha.jpg

待ちに待った日がやってきました。
あさかぜ運行打ち切りのニュースから、なくなる前にと思い続けて、少しずつ準備をしてきました。

持って行くものは、「時刻表」と内田百間(ひゃっけん・本当は門構えに月を書く)の「第一阿房列車」。

さてさて、どんな旅になることやら・・・

しかし、実は昨夜から少し熱っぽいのです。
なんだか遠足の前の日にはしゃぎすぎて熱を出してしまった小学生のような心境でして^^;

普段は飲まない風邪薬を飲んで早めに休んだので、多分今日は大丈夫。夕方までには気合で治します。

では、のんびりと、行ってきます。