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2004年05月09日

命の重み、考えて (その2)

猫に限らず、犬にしても、里親募集という記事はよく目にする。

[revolutionさんの『心優しい里親を探しています』]:http://sapolog.com/u/4125/%a4%bd%a4%ce%c2%be/0000080788.html から派生した [HOSHINOさんの『里親探しもご用心』]:http://sapolog.com/u/3270/%c6%fc%cb%dc%a4%f2%c1%db%a4%a6/0000080816.html と [ベル♪さんの『動物の命のこと』]:http://sapolog.com/u/4549/Little+Happiness+%a3%c4%a3%c9%a3%c1%a3%d2%a3%d9/0000080844.html を読ませていただいた。

私のうちにも何年か前に子猫がいた。公園の片隅で野良猫が産んだ子猫。風邪でもひいたのか、目は涙目で目玉が流れ出してしまうのではないかというほど、ひどい状態だった。子どもが見るに見かねて連れてきた猫。このまま捨てるにはしのびなく、とりあえず治療を、ということになった。獣医さんに診せ、食事やらトイレやらの世話をするうちに情は移り、結局飼ってしまった猫。
しかし、それからまもなく、悲劇が起きた。子猫を連れてきた子どもに、喘息の発作が起きるようになったのだ。
小児科の先生から「猫を処分して」と言われ、私たちは泣く泣くチラシを作り、里親を探した。しかし、もともとがノラなので、なかなか貰い手はなかった。なんとかならないか、と頭を抱えて込んでいたとき、子猫は突然家を出て、その後帰ってこなかった。

里親に出す飼い主にも、止むにやまれぬ事情がある。もちろん、後先考えずにブームに乗って飼ってしまったり、無責任に繁殖させてしまったり、そういう事情は論外だと思うが。

ペットショップで、雑種の犬を5万円で売っていた、と憤慨した愛犬家さんがいた。雑種の犬はまちがって生まれてしまった犬だから、それを売って利ざやを稼ぐのはモラルがない、という論理。もしもペットショップに置くならば、売るのではなく、もらって欲しい、とするべきだ、と。
値段をつけて売りに出したとき、結局買い手がつかずに、そこで歳をとり、悲惨な結末になる、と聞いたとき、私もそうだよなぁ、と思った。しかし、HOSHINOさんの記事を読むと、それはそれで逆に犬にとっては不幸を招くことになるのかな、と思い始めた。

動物を飼うということ、それをあっちこっちの方向から見方を変えて見ると、人間にとって良いこと、悪いこと、動物にとって良いこと、悪いこと、いろいろなことが見えてくる。
こちらから見れば動物愛護だけれど、反対側から見れば虐待だ、ということも多々あるだろう。

私のうちの子猫は、自分から出て行ってしまったけれど、もしもそうでなかったら私たちはどうしていただろう、と今でもときどき考える。
へたすれば私たちも動物虐待の片棒担ぎになっていたかも。

動物を飼うときの、飼い主の責任は重い。

トラックバック: [revolutionさんの『心優しい里親を探しています』]:http://sapolog.com/u/4125/%a4%bd%a4%ce%c2%be/0000080788.html [HOSHINOさんの『里親探しもご用心』]:http://sapolog.com/u/3270/%c6%fc%cb%dc%a4%f2%c1%db%a4%a6/0000080816.html [ベル♪さんの『動物の命のこと』]:http://sapolog.com/u/4549/Little+Happiness+%a3%c4%a3%c9%a3%c1%a3%d2%a3%d9/0000080844.html

追記・トラックバックさせていただいたHOSHINOさんが、アカウント削除されたみたなので、簡単な説明を。
HOSHINOさんのエントリーでは、「里親探しもご用心」と題して、里親を名乗るふりをして、譲り受けた動物で商売をする、ということもおきているので、安易な里親探しは危ないですよ、という警告でした。

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この記事へのコメント
 雑種であれ、たったの5万円ぐらいだそうとしない人に対しに、最期まで責任を持って飼う意志は感じられませんね。
 もちろんタダで里子にだすことは否定しません。でも引き取り手がどのような人物か見定めることは必要ですよね。
 しかしそこには現代は詐欺があります。時間とお金をかけて面接をし、5万円という値段はそこに費やすことを明言すれば、喜んで出す愛護者は見つかる気がします。そうであってほしいと思います。
Posted by ゲスト at 2004年05月10日 09:57
ペットの問題は、本当に奥が深いと思います。

>HOSHINOさん
コメント、ありがとうございます。
私の書き方が悪かったのかも知れませんが、その方は「5万円も出せない」というつもりで言った言葉ではないんです。
彼女は絶対的前提条件として、「間違えて作ってしまった雑種ならば、作った飼い主が責任を持って面倒をみるべし」ということを言っています。それがかなわず、ペットショップに出すのならば、それは売るのではなく、あげるであるべきだ、と言っているのです。
私も最初に「5万円で売ってるなんて」と言われたとき、なぜ?と思ったけれど、それを聞いてかなり納得しました。
まったく逆の見方をすれば、それは彼女の最大限の動物愛護であるのです。
しかし、それだってHOSHINOさんが書かれた事例を持ってすれば、虐待につながってしまうのだし。
このことひとつを取っても、これだけ解釈が違ってしまうと思うと、ペットの問題は尚更複雑だな、と思いますね。

>りむパパさん
トラックバック、ありがとうございます。
りきちゃんの話、りむちゃんの話、読ませていただきました。
ペットにまつわる思いって、本当に人それぞれ。
だからこそ、みな同じには語れない難しさがありますね。
りきちゃん、りむちゃんの物語、あとでそちらに直接コメントを書かせていただきますね。

私は野良猫が好きで、よく写真を撮ったりしています。でも、それだって野良猫にとっては別になんの利益もないわけで、動物愛護でもなんでもない。
そう考えると、猫好きとは名ばかりです。
自分の中にも大きな矛盾を抱えつつ、考えて行きたいことだなと思います。
Posted by じゅの at 2004年05月10日 12:30
 をあつかったこのエントリーはとても素晴らしい物だと思います。話題は動物愛護に絞ってはいますが、普遍の問題定義をしていると思っています。急いで出す結論よりじっくり考えようとする姿勢を応援します。そして私も勉強させてもらっていますm(__)m

 私のはじめのコメントについて補足します。
 これは里子の出し方について書かせてもらいました。事件のこともあり出し方に悩んでいる方もいるかなと思い書きました。特に「“あげる”であるべき」(以下便宜的に無料提供論とする)を否定した物ではありません。
 無料提供論と有料論は互いに一長一短があります。それを掛け合わせた中間方法とお考え下さい。

 責任の移動を優先するか、良い里親を捜したいかで取られる方法は一般的には異なると思います。常に後者であることが理想ですが、その為には里親のモラル→“タダだったらよい”という価値観が変わって行かねばなりません。 老犬でも雑種であっても「この値段は私のような人間を待つための、必要経費だ」と里親が捉えてくれれば、うれしいことです。そこに私は動物への愛を感じます。

 ショップとしても、売れない物を売ろうとするほど責任ある良心的態度だと思います。5万円でも売り難い雑種なら、仮に売買成立しても赤字は間違いないでしょう。丸儲けなんて誤解ですよ。丸儲けなら、そもそもその雑種は売れる種だったことになります。売れる種をつくり売ることはペット産業の基本です。
 タダほど恐い物はありませんし、タダほど無責任を許すことにもなります、しかしタダでなければ責任が移動できない場合もあります。ほんとうに難しいですね。しかし私はこの投稿を通じて里親のモラルに一石を投じたいと思います。
 
 これらはまだ“現時点での”私の結論であって、これからも勉強していきたいと思います。失礼しました。
Posted by ゲスト at 2004年05月10日 15:17
うちも犬を飼っています。
思うことは色々あるので、また夜にあらためてコメントを書かせて頂こうと思います
Posted by ほたる at 2004年05月11日 08:47
自分の投稿がここまで広がるとは思ってもいませんでした。家の近くのペットショップ(今は店主が突然の死の為閉店)では、犬・猫を引き取り、張り紙には無料って言っていたのに実際は、首輪・ご飯他を合わせて5000円で売りつけるやり方をしていた所がありました。狭い檻の中に入れられて、衛生面が非常に悪いから以前友達が貰った子犬は3日後に亡くなったそうです。保健所でも、その話を知っていて指導に何回も言ったけど改善されず、少しの間、営業をしていましたが、突然、店主が原因のわからない病気で亡くなり店を閉めました。汚い言い方だけど、自分はこれでよかったと思います。もし店をやっていたら犠牲者(動物)が増えたと思うから。
Posted by revolution at 2004年05月11日 11:23
>HOSHINOさん

補足説明、ありがとうございました。
決して悪い意味で言った言葉ではないこと、わかっていただいてよかったです。

ひとつの動物を中心にして、いろいろな立場の人がいますよね。
ペットが欲しい人のために繁殖をさせることを生業とするブリーダーさん、それをペットが欲しい人に届けることを生業とするショップさん、そして実際にかわいいペットが欲しいと願う愛犬家、愛猫家さんたち。
それぞれの人たち一人一人が心から動物を愛していればいいのだけれど、そこに一人でも利潤の追求のみに走る人が混ざると、動物たちは悲しい思いをすることになるのかな。
もちろん、動物たちだけじゃなくて、人間も。

人間は動物の世話をしてあげてるように見えるけれど、その動物達からもそれ以上に恩恵を受けていますよね。
家畜はもちろん、ペットたちだってそれを飼う人間達に様々な心理的な栄養分を与えてくれている。

動物と人間って、本当は持ちつ持たれつ、5:5のはずなのに、ともすれば人間が主導権を握りがち。
その辺は、もう個人個人の良心に委ねるしかないのでしょうか。

>ほたるさん
犬を飼っていらっしゃるんですね。
私は実はあんまり犬は得意ではないので、ときどき愛犬家さんの気持ちがわからなくなることがあるのですが、愛犬家さんの率直な意見、是非聞いてみたいと思います。

>revolutionさん
かわいい猫ちゃんの写真から、いろんなことを考えました。
犬舎が不衛生なことはまちがいなく問題ですが、えさ代や首輪代を取るということは、さほど問題ないようにも思えました。でも、やっぱり引き取って間もなくに亡くなってしまった事実を考えると、そこには虐待に近い劣悪な環境があったのでしょうか。

私たちは動物を世話し、動物から恩恵を受けている。
しかし、それすら見方を変えれば虐待ということになってしまう。
動物達に感謝しつつ、無意味な殺生はしない、つまりは大昔の人たちがしていたことを学ぶ、これがいいのかな、と思います。

しかし、これは実に言うが易しであるとけれど。
Posted by じゅの at 2004年05月11日 17:36
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