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2005年11月23日

ALWAYS=三丁目の夕日=

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舞台は昭和33年。東京。
青森からの集団就職列車、C62が鉄橋を渡るシーンから始まる。

車窓から見る東京の姿に、驚き、胸を膨らませる少年少女たちは、独特な「うえのぉ〜、うえのぉ〜」のアナウンスに迎えられて、北国からの玄関口、上野駅に降り立った。改札の上に渡された1本の針金にかかる列車の行き先、発車時刻、発車番線の書かれた札が、わくわくしながら北の列車たちを眺めたあの頃と同じだ。

昭和33年。
終戦から10年余りが経過し、高度経済成長の波が押し寄せ始めた頃。東京の下町、夕日町三丁目の商店街にも、その活気が溢れている。

大通りから一本中に入った商店街の路地には、昭和33年の姿が息づいている。スクリーンの中にさりげなく現れる時代の顔がある。それは「両切りの缶ピース」だったり、「力王たび」の広告看板だったり、電気屋さんの店頭に置かれた「Panasonic」の坊やだったり。

ストーリーはよくある人情物語。特にひねったところはなく、ごくシンプルなお話し。多分こうなるね、と先は読めているのに、素直に感動できるのは、心がそれだけシンプルな感動を欲しているからかも。

三丁目の路地を走りぬける白い犬を眺めながら、どこにでも野良犬がいたこと、それが自然だったことを、不思議な気持ちで思い出す。

三丁目の商店街から、建設中の東京タワーが見える。足の部分から建ち上がり始めた鉄塔は、時の流れと共に空に伸び、やがて完成した姿を見せる。東京タワーがあんなに高かったこと、あらためて思い出した。

ほころびかけたセーターにつぎを当てて子どもに着せる時代。決して裕福なわけではない。だけれど、人々は輝いていた。

↓「ALWAYS 三丁目の夕日」オフィシャルサイトです。興味のあるかたはどうぞ。
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Posted by じゅの at 06:49│Comments(4)思い出ノート
この記事へのコメント
私は初日に見に行きました。
漫画では、コミックスは買ってませんが、たまに月2回発行される雑誌をたまに買って見る程度ですが、気に入ってた漫画です。
封切前にTVなどで、この映画のCMが流れる度に『これは見に行かないと・・・』と思い、インターネットで近所の映画館の予約をして、当日は仕事を終えて、そのまま映画館へ行きました。
特別編集の漫画も買いました。

http://ch.kitaguni.tv/u/4885/%ad%a2%bc%cc%bf%bf/%a4%bd%a4%ce%c2%be/0000286171.html

DVDが出るのが、今から待ち遠しいです。
Posted by らっぱくん at 2005年11月23日 21:08
久しぶりに「もう一度みてもいいかな〜」という気分になりました。
ほのぼのと何か懐かしいとてもよい感じの映画でした。
Posted by nonkoge at 2005年11月24日 00:51
この映画は何としても見たい!!
そう思っています
Posted by プチひまわり at 2005年11月24日 20:58
みなさん、コメントありがとうございます。

>らっぱくん
初日に行ったのですね。
私も最近はあまり読まないのですが、以前はビックコミックオリジナル、愛読していました。
独特なタッチで、ページ数もそんなに多くはないけれど、毎回暖かい気持ちになったように覚えています。
コミック、集めてしまおうかなとも思ったけれど、多分巻も多いだろうから、大変かなと思っていました。
特別編集の漫画があるなら、それもいいかも知れませんね。

>nonkogeさん
やはり観に行きましたか。
私も、何度でも観たいと思った映画でした。
今回は夫を誘ったのですが、つぎは両親を誘いたいなと思いました。

>プチひまわりさん
是非、観にいってくださいね。
もし行ったら、感想、聞かせてくださいね。

珠玉の名作というわけではないのですが、心にじんわりとしみこんでくる映画でした。
33年の東京。私はそれを見ていないけれど、まるで自分が経験してきたように感じることができました。
今だってあの頃と同じように「三種の神器」はあるのに、それが手に入っても、あんなふうに喜んだりはしないだろうな、と思うと、なんだか寂しい気がします。
Posted by じゅの at 2005年11月26日 23:00
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