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2006年05月20日

開業当時を偲ぶ・・・小田急・向ヶ丘遊園駅

20060506_mukougaokayuuen_station_1.jpg

新宿と箱根を結ぶ小田急小田原線。
指折りの温泉街への足でありながら、沿線の住民の通勤には欠かせない路線だ。
小田急電鉄が開業したのが1927(昭和2)年。沿線の発展と共に、駅舎は建て替えられていったのだが、たった一つ、開業当時の姿を残す駅舎がある。

新宿から約20分、多摩川を越えて2つ目の、向ヶ丘遊園駅だ。
開業当時は「稲田登戸駅」と称していたが、駅近くに開園した「向ヶ丘遊園」の知名度を上げるために改称されている。

遊園地(残念ながら2002年に閉園)に通じる南口は、ロータリーになっていたり、商業施設も発展しているが、反対側の北口は取り残された感があり、それゆえに立派なマンサード屋根を持つこの駅舎が、開業当時の姿をとどめている。

都心近くにありながらそれを忘れさせてしまう、のんびりとした田舎くささがある。

20060506_mukougaokayuuen_bus.jpg

北口からは沿線の大学に向かうバスが何系統か出ている。
バスは駅舎の真正面から入って右側に曲がり、折り返して真正面から出てゆく。
駅前はバスが折り返すには狭いため、突き当たりがターンテーブルになっていて、バスはこんなふうに車体ごと回転させて出てゆく。

20060506_mukougaokayuuen_densha.jpg

駅近く、小田原方面側の踏切から、停車中の小田急線を撮る。
クリーム色にブルーのライン。おなじみの5000形の列車が見える。

(2006年5月6日・撮影)

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この記事へのコメント
デパートに行く時・・・
必ず預ける駐車場がターンテーブル
になっていますが。
バスと言うのは珍しいですよ
知恵は素晴らしい(*^_^*)
のんびりした感じがいいですねぇ
Posted by プチひまわり at 2006年05月25日 13:20
懐かしいですねえ。私もまだ向丘遊園が存在していた時,一度だけこの駅に降り立ったことがあります。モノレールに乗って行きました。残念ながら写真は一枚も撮っていません。
Posted by ばーど at 2006年05月25日 20:09
お返事、遅くなりました。

>プチひまわりさん

バスが乗っかるだけに、とても大きなまるい鉄板でした。
運転手さんはぴたりと定位置に停車すると、運転席の窓から手を伸ばして、白いアームからぶら下がったスイッチを自分で操作していました。

>ばーどさん

向ヶ丘遊園駅、降りたことがあるのですね。
モノレールは遊園地の閉園よりも先に廃止になってしまいました。車両の不具合が発生したのですが、それを修理するのに、ものすごくお金がかかることがわかったとかで。
モノレールの跡地は、今では駐輪場になっています。

開業当時、向ヶ丘遊園駅と同じマンサード屋根を持つ駅舎が、新原町田駅(現・町田)、相模厚木駅(現・本厚木)、大秦野(現・秦野)、新松田駅とあったのですが、残っているのは向ヶ丘駅だけだそうです。
また、新松田駅の駅舎は、向ヶ丘遊園内に移築され、鉄道博物館として第二の人生を歩んでいました。
向ヶ丘遊園閉園後、建物はどうなったのだろう。壊してしまったとしたら、とても残念な気がしますね。
Posted by じゅの at 2006年05月28日 22:37
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開業当時を偲ぶ・・・小田急・向ヶ丘遊園駅
    コメント(3)