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2007年01月21日

房総半島の駅舎を訪ねる《その11》=江見(えみ)駅=

房総半島の駅舎を訪ねる《その11》=江見(えみ)駅=

九重 - 千倉(ちくら) - 千歳(ちとせ) - 南三原(みなみはら) - 和田浦(わだうら)
そしてそのお隣の、江見(えみ)駅。
千葉県鴨川市に位置する。
1922(大正11)年開業。
九重駅よりもさらに新しい駅だ。

駅舎を斜め右側から見てみる。
九重駅とよく似た感じの古い木造駅舎だ。

房総半島の駅舎を訪ねる《その11》=江見(えみ)駅=

駅舎正面には、三角屋根のファサードがある。
屋根の下には木製のベンチが置かれていて、そこでは人々がおしゃべりに花を咲かせている。
どうやらこの江見駅が、町のコミュニティーの役目を持っているようだ。

房総半島の駅舎を訪ねる《その11》=江見(えみ)駅=

ホームは九重駅と同じように、対向式2面2線を持つ。
九重駅とは違って、対向式のホームは、跨線橋によって結ばれている。
館山寄りにある跨線橋の上から、ホームを眺めてみる。
左側、安房鴨川方面行きホームには待合室が、右側、館山方面行きホームには駅舎が見える。
待合室がピンク、駅舎がペパーミントグリーンに塗られているのは、遊び心かなと思う。

房総半島の駅舎を訪ねる《その11》=江見(えみ)駅=

駅舎側から反対側の待合室を見てみる。
屋根とベンチだけの待合室は、九重駅と同じようだ。
そして、やはり九重駅と同じように、背中にはホーロー引きの青い駅名票が掲げられている。

房総半島の駅舎を訪ねる《その11》=江見(えみ)駅=

駅舎を改札側から見てみる。
この駅の改札ラッチは、木製だ。木製ラッチのまわりには木製のベンチが据えられている。

簡易委託のこの駅にも、委託の駅員さんがおられる。
あちこちにレンズを向けてカメラに収める私に、駅員さんが声をかけてくれる。
「いまどき珍しいでしょ?」と。
そして、「あの木製のラッチから、たくさんの兵隊さんが出征して行ったんです」としみじみとおっしゃった。

房総半島の駅舎を訪ねる《その11》=江見(えみ)駅=

駅を出て5分ほど歩くと海が見える。
夏休みも終わって、海岸に人気はなく、静かな海だ。
太陽燦々の暑い日だったが、それでもどことなく秋の日が漂っている、海の姿だった。

房総半島の駅舎を訪ねる《その11》=江見(えみ)駅=

ここでも、スカ色を記録することにする。
上り館山行きの、後姿だ。

(2006年9月9日・内房線江見駅にて撮影)

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