2008年06月15日
開業から82年の歴史に幕=関東鉄道・騰波ノ江駅=
茨城県の取手駅と下館駅を結ぶ関東鉄道常総線。
取手駅から1時間ちょっと、進行方向右側に筑波山の山並みが見える頃、キハは騰波ノ江駅に到着する。
茨城県下妻市に位置する騰波ノ江(とばのえ)駅は、1926(大正15)年8月に開業、開業当時の古い木造駅舎が残る。
正面から駅舎全景
正面ファサード
正面斜めから
ホーム側から見た駅舎
ファサードに掲げられた駅名板
駅舎ホーム側に設置された駅名標
同じく名所案内
ホーム側から見た改札ラッチ
入口左側、切符売り場と小荷物預かりのカウンター
入口右側、改札と待合室のベンチ
待合室に設置された伝言板と掲示板
騰波ノ江駅・さよなら木造駅舎・記念乗車券
下見板張りの屋根妻部分、縦羽目板張りの腰壁とハーフティンバーの白い壁。
入口にかかる駅名板は、塗装が剥げた跡が目立つ。
駅舎内に入れば木製のカウンターと木枠の窓に木のベンチ。そして改札には木製のラッチ。
待合室の壁の伝言板では、文字を通したコミュニケーションがあっただろうか。
駅舎としての機能美を誇る端整な木造駅舎は、長年の風雪に耐えて丸みを帯び、ぬくもりを持った。
しかし、同時に傷みも激しく、屋根瓦などのゆがみも目立つ。
開業当時の木造駅舎は、駅としての使命を果たし、まもなく82年の歴史に幕を下ろす。
(2008年6月14日・常総線・騰波ノ江駅にて撮影)
※6月28日(土)・騰波ノ江駅にて「さよならイベント」を行うそうです。
取手駅から1時間ちょっと、進行方向右側に筑波山の山並みが見える頃、キハは騰波ノ江駅に到着する。
茨城県下妻市に位置する騰波ノ江(とばのえ)駅は、1926(大正15)年8月に開業、開業当時の古い木造駅舎が残る。
正面から駅舎全景
正面ファサード
正面斜めから
ホーム側から見た駅舎
ファサードに掲げられた駅名板
駅舎ホーム側に設置された駅名標
同じく名所案内
ホーム側から見た改札ラッチ
入口左側、切符売り場と小荷物預かりのカウンター
入口右側、改札と待合室のベンチ
待合室に設置された伝言板と掲示板
騰波ノ江駅・さよなら木造駅舎・記念乗車券
下見板張りの屋根妻部分、縦羽目板張りの腰壁とハーフティンバーの白い壁。
入口にかかる駅名板は、塗装が剥げた跡が目立つ。
駅舎内に入れば木製のカウンターと木枠の窓に木のベンチ。そして改札には木製のラッチ。
待合室の壁の伝言板では、文字を通したコミュニケーションがあっただろうか。
駅舎としての機能美を誇る端整な木造駅舎は、長年の風雪に耐えて丸みを帯び、ぬくもりを持った。
しかし、同時に傷みも激しく、屋根瓦などのゆがみも目立つ。
開業当時の木造駅舎は、駅としての使命を果たし、まもなく82年の歴史に幕を下ろす。
(2008年6月14日・常総線・騰波ノ江駅にて撮影)
※6月28日(土)・騰波ノ江駅にて「さよならイベント」を行うそうです。
Posted by じゅの at 22:14│Comments(2)
│電車旅/関東鉄道
この記事へのコメント
こういう味わいのある駅舎がまた一つなくなるんですね。
淋しいです。
じゅのさんのお陰で、実際に見たような気持ちになれること、映像が残ることがせめてもの救い。ありがとうございます。
淋しいです。
じゅのさんのお陰で、実際に見たような気持ちになれること、映像が残ることがせめてもの救い。ありがとうございます。
Posted by Nと〜 at 2008年06月16日 21:35
Nと~さん、コメントありがとうございます。
柱の補強など、あちこちに修理の跡が見られ、これまで大事にされてきたのだろうなと思える駅舎でした。
もう少しがんばって欲しいなと思いましたが、強度など問題も多々あるのでしょうね。
これからも建て替えによる取り壊し、あちこちで行われることでしょう。それまでに少しでも多くの駅を、と思うのですが、なかなか思うようには行きません。
柱の補強など、あちこちに修理の跡が見られ、これまで大事にされてきたのだろうなと思える駅舎でした。
もう少しがんばって欲しいなと思いましたが、強度など問題も多々あるのでしょうね。
これからも建て替えによる取り壊し、あちこちで行われることでしょう。それまでに少しでも多くの駅を、と思うのですが、なかなか思うようには行きません。
Posted by じゅの at 2008年06月22日 20:58