みかん電車に乗って
http://mikan.sapolog.com
列車の旅のお話、思うこと、ときどきのらにゃご
ja
じゅの
2008-10-19T22:32:19+09:00
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豊の国の駅舎を訪ねる =総集編=
http://mikan.sapolog.com/e344549.html
早いものでもう10月も半ば。感動の夏旅からあっというまに2ヶ月が過ぎてしまいました。
メインのサイトの整備をしながらこちらのブログもちょくちょくUPしていこうと思っていたのですが・・・。
もたもたしているうちにメインのサイトの旅行記ができあがりつつあります。
ブログの更新も滞り勝ちな今日この頃、更新途中の見切り発車ではありますが、とりあえず出来上がった旅行記をご紹介します。
『2008・夏・豊の国の駅舎を訪ねる』 4泊6日の夏旅の記録です。よかったら見に来てください。
(下のバナーをクリックすれば飛びますよ)
感想やご意見などいただければ幸いです。
メインのサイトの整備をしながらこちらのブログもちょくちょくUPしていこうと思っていたのですが・・・。
もたもたしているうちにメインのサイトの旅行記ができあがりつつあります。
ブログの更新も滞り勝ちな今日この頃、更新途中の見切り発車ではありますが、とりあえず出来上がった旅行記をご紹介します。
『2008・夏・豊の国の駅舎を訪ねる』 4泊6日の夏旅の記録です。よかったら見に来てください。
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感想やご意見などいただければ幸いです。]]>
電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-10-19T22:32:19+09:00
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豊の国の駅舎を訪ねる =駅舎本屋《筑豊本線》=
http://mikan.sapolog.com/e344548.html
駅名板に続いては、駅舎本屋。
基本的に正面からの全景を、と思ったけれど、そうはいかない駅舎もいくつかある。
駅前が狭すぎて、うまく全体が入らない、とか。
駅名板から想像した駅舎全景と合っているだろうか。
《折尾(おりお)駅・福岡県北九州市》
《筑前垣生(ちくぜんはぶ)駅・福岡県中間市》
《筑前植木(ちくぜんうえき)駅・福岡県直方市》
《直方(のおがた)駅・福岡県直方市》
■折尾駅
1891年(明治24年)2月28日開業。開業当時の洋風建築の駅舎が残る。
門司港駅と並ぶルネッサンス建築の名駅舎も、近い将来改築のため姿を消すとか。
鹿児島本線と筑豊本線が交わる、日本初の立体交差の駅は、確かに複雑に入り組んでいて使い勝手が悪い。
レンガ造りの通路など、壊しちゃうのはもったいなぁと思う反面、仕方ないのかもなぁとも思う。
■筑前垣生駅
1935年(昭和10年)4月26日開業。駅舎は比較的新しく、1987年4月に改築されたもの。
駅前ロータリーは植え込みになっていて、きれいに手入れされている。
入口には丸ポストもあり、古きよき駅舎を再現してくれている。
■筑前植木駅
1893年(明治26年)12月20日、植木駅として開業。1897年(明治30年)10月1日に筑前植木駅と改称。
駅舎はリニューアルされているが、押縁下見板張りの腰壁やハーフティンバーの壁、待合室の木のベンチなど、ぬくもりのある木造駅舎になっている。
気さくな駅長さんがおられ、あちこち写真を撮る私に、「どちらから?」と声をかけてくださった。
■直方駅
1891年(明治24年)8月30日開業。明治時代に建築された木造駅舎は、初代博多駅の駅舎を移築したものと伝えられている。昭和63年にリニューアルされているが、明治の香りをよく残している。
折尾駅と同様に、改築の話も浮上しており、その去就が案じられている。
石炭産業の栄枯盛衰をずっと見つめてきた美しい駅舎、ここもやはり壊しちゃうのはもったいないなぁと思う。
駅名板に続いては、駅舎本屋。
基本的に正面からの全景を、と思ったけれど、そうはいかない駅舎もいくつかある。
駅前が狭すぎて、うまく全体が入らない、とか。
駅名板から想像した駅舎全景と合っているだろうか。
《折尾(おりお)駅・福岡県北九州市》
《筑前垣生(ちくぜんはぶ)駅・福岡県中間市》
《筑前植木(ちくぜんうえき)駅・福岡県直方市》
《直方(のおがた)駅・福岡県直方市》
■折尾駅
1891年(明治24年)2月28日開業。開業当時の洋風建築の駅舎が残る。
門司港駅と並ぶルネッサンス建築の名駅舎も、近い将来改築のため姿を消すとか。
鹿児島本線と筑豊本線が交わる、日本初の立体交差の駅は、確かに複雑に入り組んでいて使い勝手が悪い。
レンガ造りの通路など、壊しちゃうのはもったいなぁと思う反面、仕方ないのかもなぁとも思う。
■筑前垣生駅
1935年(昭和10年)4月26日開業。駅舎は比較的新しく、1987年4月に改築されたもの。
駅前ロータリーは植え込みになっていて、きれいに手入れされている。
入口には丸ポストもあり、古きよき駅舎を再現してくれている。
■筑前植木駅
1893年(明治26年)12月20日、植木駅として開業。1897年(明治30年)10月1日に筑前植木駅と改称。
駅舎はリニューアルされているが、押縁下見板張りの腰壁やハーフティンバーの壁、待合室の木のベンチなど、ぬくもりのある木造駅舎になっている。
気さくな駅長さんがおられ、あちこち写真を撮る私に、「どちらから?」と声をかけてくださった。
■直方駅
1891年(明治24年)8月30日開業。明治時代に建築された木造駅舎は、初代博多駅の駅舎を移築したものと伝えられている。昭和63年にリニューアルされているが、明治の香りをよく残している。
折尾駅と同様に、改築の話も浮上しており、その去就が案じられている。
石炭産業の栄枯盛衰をずっと見つめてきた美しい駅舎、ここもやはり壊しちゃうのはもったいないなぁと思う。]]>
電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-09-28T22:50:03+09:00
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豊の国の駅舎を訪ねる =駅名板《日田彦山線》=
http://mikan.sapolog.com/e344547.html
福岡県北九州市の城野駅から大分県日田市の夜明駅までを走る(実際には小倉から日田まで)。
始発駅の日田駅と途中駅の彦山駅とにちなんで、日田彦山線か。
ここもまた、筑豊が炭鉱として栄えていた頃、石炭などの搬出のために敷かれた路線。
《大鶴(おおつる)駅・大分県日田市》
《宝珠山(ほうしゅやま)駅・福岡県朝倉郡東峰村》
《大行司(だいぎょうじ)駅・福岡県朝倉郡東峰村》
《彦山(ひこさん)駅・福岡県田川郡添田町》
《池尻(いけじり)駅・福岡県田川郡川崎町》
福岡県北九州市の城野駅から大分県日田市の夜明駅までを走る(実際には小倉から日田まで)。
始発駅の日田駅と途中駅の彦山駅とにちなんで、日田彦山線か。
ここもまた、筑豊が炭鉱として栄えていた頃、石炭などの搬出のために敷かれた路線。
《大鶴(おおつる)駅・大分県日田市》
《宝珠山(ほうしゅやま)駅・福岡県朝倉郡東峰村》
《大行司(だいぎょうじ)駅・福岡県朝倉郡東峰村》
《彦山(ひこさん)駅・福岡県田川郡添田町》
《池尻(いけじり)駅・福岡県田川郡川崎町》
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電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-09-23T10:37:43+09:00
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豊の国の駅舎を訪ねる =駅名板《久大本線・その②》=
http://mikan.sapolog.com/e344546.html
久大本線、その②
《夜明(よあけ)駅・大分県日田市》
《日田(ひた)駅・大分県日田市》
《恵良(えら)駅・大分県玖珠郡九重町》
《豊後中村(ぶんごなかむら)駅・大分県玖珠郡九重町》
久大本線、その②
《夜明(よあけ)駅・大分県日田市》
《日田(ひた)駅・大分県日田市》
《恵良(えら)駅・大分県玖珠郡九重町》
《豊後中村(ぶんごなかむら)駅・大分県玖珠郡九重町》
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電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-09-23T01:07:50+09:00
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豊の国の駅舎を訪ねる =駅名板《久大本線・その①》=
http://mikan.sapolog.com/e344545.html
福岡県の久留米駅と、大分県の大分駅を結ぶから久大本線。
豊肥本線と共に大分駅を出発するが、若干北、福岡県を目指す。
沿線には大分県の小京都といわれる日田や温泉地の湯布院などの観光地を控えている。
豊肥本線を「阿蘇高原線」と呼ぶのに対し、久大本線を「ゆふ高原線」と呼ぶ。
「ゆふいんの森」など、優等列車も多く、観光地としての発展が楽しみな路線。
《久留米(くるめ)駅・福岡県久留米市》
《南久留米(みなみくるめ)駅・福岡県久留米市》
《善導寺(ぜんどうじ)駅・福岡県久留米市》
《筑後吉井(ちくごよしい)駅・福岡県うきは市》
《うきは駅・福岡県うきは市》
豊肥本線と共に大分駅を出発するが、若干北、福岡県を目指す。
沿線には大分県の小京都といわれる日田や温泉地の湯布院などの観光地を控えている。
豊肥本線を「阿蘇高原線」と呼ぶのに対し、久大本線を「ゆふ高原線」と呼ぶ。
「ゆふいんの森」など、優等列車も多く、観光地としての発展が楽しみな路線。
《久留米(くるめ)駅・福岡県久留米市》
《南久留米(みなみくるめ)駅・福岡県久留米市》
《善導寺(ぜんどうじ)駅・福岡県久留米市》
《筑後吉井(ちくごよしい)駅・福岡県うきは市》
《うきは駅・福岡県うきは市》
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電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-09-23T01:05:34+09:00
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豊の国の駅舎を訪ねる =駅名板《豊肥本線》=
http://mikan.sapolog.com/e344544.html
豊の国、大分と、肥後の国、熊本とを結ぶから、豊肥本線。
荒城の月で知られる豊後竹田駅、阿蘇カルデラで知られる阿蘇駅など、観光路線としての要素も多い。
少し前まで、蒸気機関車「あそBOY」なども走っていたが、老朽化のため引退、その後は臨時快速「あそ」や「九州横断特急」などに引き継いでいる。
観光地としては若干衰えが見えるが、主要な駅の駅舎にはその誇りも垣間見える。
《豊後竹田(ぶんごたけた)駅・大分県竹田市》
《宮地(みやち)駅・熊本県阿蘇市》
《阿蘇(あそ)駅・熊本県阿蘇市》
《内牧(うちのまき)駅・熊本県阿蘇市》
《赤水(あかみず)駅・熊本県阿蘇市》
《肥後大津(ひごおおづ)駅・熊本県菊池郡大津町》
《南熊本(みなみくまもと)駅・熊本県熊本市》
豊の国、大分と、肥後の国、熊本とを結ぶから、豊肥本線。
荒城の月で知られる豊後竹田駅、阿蘇カルデラで知られる阿蘇駅など、観光路線としての要素も多い。
少し前まで、蒸気機関車「あそBOY」なども走っていたが、老朽化のため引退、その後は臨時快速「あそ」や「九州横断特急」などに引き継いでいる。
観光地としては若干衰えが見えるが、主要な駅の駅舎にはその誇りも垣間見える。
《豊後竹田(ぶんごたけた)駅・大分県竹田市》
《宮地(みやち)駅・熊本県阿蘇市》
《阿蘇(あそ)駅・熊本県阿蘇市》
《内牧(うちのまき)駅・熊本県阿蘇市》
《赤水(あかみず)駅・熊本県阿蘇市》
《肥後大津(ひごおおづ)駅・熊本県菊池郡大津町》
《南熊本(みなみくまもと)駅・熊本県熊本市》
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電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-09-23T00:47:30+09:00
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豊の国の駅舎を訪ねる =駅名板《日豊本線・その③》=
http://mikan.sapolog.com/e344543.html
日豊本線、その③。
《西大分(にしおおいた)駅・大分県大分市》
《大分(おおいた)駅・大分県大分市》
《幸崎(こうざき)駅・大分県大分市》
《下ノ江(したのえ)駅・大分県臼杵市》
《熊崎(くまさき)駅・大分県臼杵市》
《西大分(にしおおいた)駅・大分県大分市》
《大分(おおいた)駅・大分県大分市》
《幸崎(こうざき)駅・大分県大分市》
《下ノ江(したのえ)駅・大分県臼杵市》
《熊崎(くまさき)駅・大分県臼杵市》]]>
電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-09-21T15:28:15+09:00
-
豊の国の駅舎を訪ねる =駅名板《日豊本線・その②》=
http://mikan.sapolog.com/e344542.html
日豊本線、その②。
《宇佐(うさ)駅・大分県宇佐市》
《杵築(きつき)駅・大分県杵築市》
《豊後豊岡(ぶんごとよおか)駅・大分県速見郡日出町》
《亀川(かめがわ)駅・大分県別府市》
《東別府(ひがしべっぷ)駅・大分県別府市》
《宇佐(うさ)駅・大分県宇佐市》
《杵築(きつき)駅・大分県杵築市》
《豊後豊岡(ぶんごとよおか)駅・大分県速見郡日出町》
《亀川(かめがわ)駅・大分県別府市》
《東別府(ひがしべっぷ)駅・大分県別府市》]]>
電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-09-21T15:27:25+09:00
-
豊の国の駅舎を訪ねる =駅名板《日豊本線・その①》=
http://mikan.sapolog.com/e344541.html
福岡県北九州市小倉北区の小倉駅から大分駅、延岡駅、宮崎駅を経由して、鹿児島県鹿児島市の鹿児島駅までを結ぶ路線。
九州の東側の海沿いを走る。
反対側の海沿いを走る鹿児島本線に比べると、若干開発の速度が遅く、それゆえに古きよき駅舎たちが点在する。
《小倉(こくら)駅・福岡県北九州市》
《豊前松江(ぶぜんしょうえ)駅・福岡県豊前市》
《東中津(ひがしなかつ)駅・大分県中津市》
《今津(いまづ)駅・大分県中津市》
《豊前長洲(ぶぜんながす)駅・大分県宇佐市》
福岡県北九州市小倉北区の小倉駅から大分駅、延岡駅、宮崎駅を経由して、鹿児島県鹿児島市の鹿児島駅までを結ぶ路線。
九州の東側の海沿いを走る。
反対側の海沿いを走る鹿児島本線に比べると、若干開発の速度が遅く、それゆえに古きよき駅舎たちが点在する。
《小倉(こくら)駅・福岡県北九州市》
《豊前松江(ぶぜんしょうえ)駅・福岡県豊前市》
《東中津(ひがしなかつ)駅・大分県中津市》
《今津(いまづ)駅・大分県中津市》
《豊前長洲(ぶぜんながす)駅・大分県宇佐市》]]>
電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-09-21T14:45:48+09:00
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豊の国の駅舎を訪ねる =駅名板《筑豊本線》=
http://mikan.sapolog.com/e344540.html
駅を正面から見るとき、どんなに小さな駅にも必ずあるのが、駅名が書かれた板、駅名板。
駅名板を見ただけで、どんな駅かわかるだろうか。
筑豊が炭鉱で栄えていた頃、沿線の炭鉱で採掘された石炭を運ぶために作られた路線。
繁栄の面影が折尾駅、直方駅などの立派な駅舎に残る。
《折尾(おりお)駅・福岡県北九州市》
《筑前垣生(ちくぜんはぶ)駅・福岡県中間市》
《筑前植木(ちくぜんうえき)駅・福岡県直方市》
《直方(のうがた)駅・福岡県直方市》
駅を正面から見るとき、どんなに小さな駅にも必ずあるのが、駅名が書かれた板、駅名板。
駅名板を見ただけで、どんな駅かわかるだろうか。
筑豊が炭鉱で栄えていた頃、沿線の炭鉱で採掘された石炭を運ぶために作られた路線。
繁栄の面影が折尾駅、直方駅などの立派な駅舎に残る。
《折尾(おりお)駅・福岡県北九州市》
《筑前垣生(ちくぜんはぶ)駅・福岡県中間市》
《筑前植木(ちくぜんうえき)駅・福岡県直方市》
《直方(のうがた)駅・福岡県直方市》]]>
電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-09-15T21:58:42+09:00
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豊の国の駅舎を訪ねる=旅立ち=
http://mikan.sapolog.com/e344539.html
さて、いよいよ旅立ちのとき。
寝台特急富士号の行き先表示は大分行き
今日の寝台は星のマークのB寝台ソロ
東京駅10番線のホームの「富士号・大分行き」の行き先表示
今にも泣き出しそうな空を仰ぎながら、自宅を出発。
1時間前には東京駅に到着して、お弁当の準備やらしながらのんびりと列車が来るまで過ごすはず。
しかしそのとき、ほんの僅か西の熱海~小田原間は局地的な集中豪雨にやられていたらしい。
東海道線は熱海~小田原の運転を見合わせ、全ての列車は小田原駅で折り返し運転。
ダイヤは大きく乱れていた。
さて、寝台特急、東海道線と同じ在来線を通るわけだから、影響がないわけはない。
結果、列車は約2時間遅れ、20時ごろ、東京駅に滑り込んだ。
これで本当に運転できるのか、そんな思いの中、列車に乗り込み、B寝台ソロの一室で寛ぐ。
車内のアナウンスは、熱海~小田原間はまだ不通だと言っている。それでもこの列車は、0時ごろ出発の予定だと。
そんなことできるのかいなぁ・・・そう思いながらも、まぁいいか、遅れてでも目的地に到着できれば、後はなんとかなるもんね、そんなことを思いつつ、出発を待つ。
アナウンスは尚も続ける。「何時になろうともかならず出発します」と。下関車掌区の車掌さんの、なんとものんびりした口調に、思わず笑ってしまった。
ホームの向かい側には、先に運休が決まっていた夜行列車「サンライズ瀬戸・出雲」と「ムーンライトながら」のお客さんのために、「長野行き」の方向幕をつけた183系列車が用意された。
さて、こちらは何時になろうとも出発する寝台特急「富士・はやぶさ号」、実に6時間半の遅れを持って、0時25分、東京駅を出発した。
雨は小康状態となり、列車は徐々にスピードを出す。
しかし、新橋駅を通り過ぎ、通過するはずの品川駅に近づいて、停まってしまった。
アナウンスは言う。「品川駅で4時まで停まります」と。
確かに何時になろうとも出発する、その約束は果たした。
こんな経験なかなかできることじゃないし、まいいか、と寝台に横たわって眠りに着いた。
一眠りした早朝4時過ぎ、列車は一向に走り出さない。
トイレに立つついでに、車掌室を覗いてみた。
「どんな状況?」と尋ね、「新幹線への振り替えの可能性は?」と聞いてみると、「問い合わせているけど、なかなか情報を下ろしてくれないので状況がつかめない。振り替えの要請をしているけれど、許可が出ない」という返答。
JR西日本とJR東海、同じグループでも別会社であることの弊害か。
笑顔での応対の中にも、困惑と疲労感がのぞき、とうてい責める気にはなれない。
品川駅から新幹線が発車する6時が近づいた頃、振り替えの許可が出たとアナウンスが入り、列車を降りた。
同じく集中豪雨の影響で遅れが出ている品川発の一番列車、のぞみ99号にて、なんとかかんとか九州は小倉駅に到着したのは、11時近くだった。
こんなふうに、初めての列車ホテル体験で、今年の夏旅は幕を開けた。
寝台特急富士号の行き先表示は大分行き
今日の寝台は星のマークのB寝台ソロ
東京駅10番線のホームの「富士号・大分行き」の行き先表示
今にも泣き出しそうな空を仰ぎながら、自宅を出発。
1時間前には東京駅に到着して、お弁当の準備やらしながらのんびりと列車が来るまで過ごすはず。
しかしそのとき、ほんの僅か西の熱海~小田原間は局地的な集中豪雨にやられていたらしい。
東海道線は熱海~小田原の運転を見合わせ、全ての列車は小田原駅で折り返し運転。
ダイヤは大きく乱れていた。
さて、寝台特急、東海道線と同じ在来線を通るわけだから、影響がないわけはない。
結果、列車は約2時間遅れ、20時ごろ、東京駅に滑り込んだ。
これで本当に運転できるのか、そんな思いの中、列車に乗り込み、B寝台ソロの一室で寛ぐ。
車内のアナウンスは、熱海~小田原間はまだ不通だと言っている。それでもこの列車は、0時ごろ出発の予定だと。
そんなことできるのかいなぁ・・・そう思いながらも、まぁいいか、遅れてでも目的地に到着できれば、後はなんとかなるもんね、そんなことを思いつつ、出発を待つ。
アナウンスは尚も続ける。「何時になろうともかならず出発します」と。下関車掌区の車掌さんの、なんとものんびりした口調に、思わず笑ってしまった。
ホームの向かい側には、先に運休が決まっていた夜行列車「サンライズ瀬戸・出雲」と「ムーンライトながら」のお客さんのために、「長野行き」の方向幕をつけた183系列車が用意された。
さて、こちらは何時になろうとも出発する寝台特急「富士・はやぶさ号」、実に6時間半の遅れを持って、0時25分、東京駅を出発した。
雨は小康状態となり、列車は徐々にスピードを出す。
しかし、新橋駅を通り過ぎ、通過するはずの品川駅に近づいて、停まってしまった。
アナウンスは言う。「品川駅で4時まで停まります」と。
確かに何時になろうとも出発する、その約束は果たした。
こんな経験なかなかできることじゃないし、まいいか、と寝台に横たわって眠りに着いた。
一眠りした早朝4時過ぎ、列車は一向に走り出さない。
トイレに立つついでに、車掌室を覗いてみた。
「どんな状況?」と尋ね、「新幹線への振り替えの可能性は?」と聞いてみると、「問い合わせているけど、なかなか情報を下ろしてくれないので状況がつかめない。振り替えの要請をしているけれど、許可が出ない」という返答。
JR西日本とJR東海、同じグループでも別会社であることの弊害か。
笑顔での応対の中にも、困惑と疲労感がのぞき、とうてい責める気にはなれない。
品川駅から新幹線が発車する6時が近づいた頃、振り替えの許可が出たとアナウンスが入り、列車を降りた。
同じく集中豪雨の影響で遅れが出ている品川発の一番列車、のぞみ99号にて、なんとかかんとか九州は小倉駅に到着したのは、11時近くだった。
こんなふうに、初めての列車ホテル体験で、今年の夏旅は幕を開けた。]]>
電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-08-30T21:24:44+09:00
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2008年夏旅・始動
http://mikan.sapolog.com/e344538.html
立秋が過ぎ、処暑が過ぎ、関東地方は急に涼しくなってきました。
夏休みも終盤に差し掛かった今日、私の夏旅が始動します。
諸事情があって、夏休み終了のぎりぎりまで引き伸ばした夏旅、待ちに待っただけに、わくわく感も大きかったりします。
今年もまた、昨年に引き続き、九州を巡ります。
昨年は肥薩線を中心にした南九州、そして今年は豊肥本線、久大本線を中心にした北九州。
東京口から出発するブルートレイン、「ふじぶさ号」も、来年の春には引退。
最後のチャンスのこの夏に、もう一度乗っておこうと思います。
関東地方は雨模様。でも、九州の地は快晴だとか。
多分、いい旅になるんじゃないかな、そんなことを思いつつ、旅立ちのときに思いを馳せています。
立秋が過ぎ、処暑が過ぎ、関東地方は急に涼しくなってきました。
夏休みも終盤に差し掛かった今日、私の夏旅が始動します。
諸事情があって、夏休み終了のぎりぎりまで引き伸ばした夏旅、待ちに待っただけに、わくわく感も大きかったりします。
今年もまた、昨年に引き続き、九州を巡ります。
昨年は肥薩線を中心にした南九州、そして今年は豊肥本線、久大本線を中心にした北九州。
東京口から出発するブルートレイン、「ふじぶさ号」も、来年の春には引退。
最後のチャンスのこの夏に、もう一度乗っておこうと思います。
関東地方は雨模様。でも、九州の地は快晴だとか。
多分、いい旅になるんじゃないかな、そんなことを思いつつ、旅立ちのときに思いを馳せています。]]>
電車旅/2008・夏旅
じゅの
2008-08-24T10:42:37+09:00