素朴な疑問・・・売れ残った動物達

じゅの

2004年05月27日 23:34

私の家では血統書付きのペットを飼ったことがない。
なので、ペットショップやらブリーダーやらの実態というやつにはとんとうとかった。

しかし、最近、あることをきっかけにして、ふと、ペットショップで売れ残った動物はどうなるのだろう、という疑問にぶちあたった。

ペットショップ 売れ残り をキーワードにして、ネットで検索してみた。
もちろん、売れ残った動物たちは、普通には幸せにはなれないだろうなと薄々わかってはいた。
それに、ネット上に書き込まれたことだから、根も葉ない噂話であることも多々あるのだろう。

値段を下げて、誰かのおめがねにかなって買い取られれば、それはそれでラッキー。しかし、多くはショップをたらいまわしにされ、挙句のはてに保健所に引き取られたり、動物実験用に安く買い取られたり、というケースもあるとかで、冷静に読み続けることができなかった。

ペットショップでは、狭いガラスのショーケースに動物を入れ、陳列して売っている。私もペットショップの前を通りかかったとき、「かわいいねぇ」などと言って、見とれてしまうことがしばしばある。
しかし、そういう売り方をしているのは、日本くらいだとか。
欧米のペットショップの多くは、ブリーダーとの中継ぎ役をするだけで、ショップに動物を置くことはなく、そういう売り方を法律で禁止している国もあるそうだ。

私は何も考えずに、そこにいる動物を見つめ、心を和ませていたけれど、動物側にしてみればそれは大きなストレスになっていたにちがいない。

ほとんどの動物たちは、心優しい飼い主さんの下で、幸せに暮らしているのだろうと思う。また、ショップもブリーダーも、みんな動物を愛して止まない人々であると思いたい。
ただ一部、ほんの一部の、金儲けに走る輩、動物の尊い命を命と思わず、物のように扱う飼い主、そんな人たちのために、不幸な動物たちが生まれ続けているのか。

日本でも、人間と動物たちがよりよく共生してゆくために、虐待に類する行為を厳しく罰する法律を設ける時期がきたのではないだろうか。
もちろん、一人一人が自覚すれば、なんの問題もおきないはずなのだが。

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