地域猫への道は遠い・・・よね(=^・^=)

じゅの

2005年07月05日 22:36



もう何日も考えている。なんとかならないものかと。

この春、私の住むマンションの敷地内で生まれた野良猫の赤ちゃんは、少なくても5匹いる。
私は猫が大好きだから、ただ眺めては喜んでいる。しかし、猫嫌いはどこにもいるし、その気持ちはわかる。
実際に1階のベランダを闊歩する猫たちに迷惑している住民はたくさんいる。
芝生や植え込みにされる糞尿で、植物はダメージを受けるし、第一不衛生だ。

何かのたびに、「野良猫にエサをやらないように」とお達しがくる。
でも、実際にエサをやっている人は皆無に近く、また、もともとが狩り名人の猫は、人間がエサを与えなくても、自力で虫でも鳥でも獲って食べるので、それで死滅することはないだろう。

いくら猫嫌いだと言っても、誰も積極的に捕まえて抹殺しようとは思わない(思われたら困る)。
ただ、「困ったね」と見ている。
自分に被害が及べば、「シッシ」と追い払う。

猫は生後10ヶ月もすれば、繁殖能力を持つ。
来年の今頃、また新しい命が生まれ、また同じ騒動が繰り返される。

どうする?どうしたらいい?

今、社会には「地域猫」という考え方が出てきている。
飼い主のいないホームレス猫を、地域で面倒を見てゆく。
餌場をつくり、衛生的に管理された場所でエサを与え、餌付けをする。
人間に十分慣れたところで、捕獲し、避妊、去勢術を施して、また地域に帰す。
そうして少しずつ、繁殖能力を抑えて行くことで、やがては野良猫をなくすことが最終目的だ。

さぁ、どうする、どうする、と頭の中で繰り返している。
愛らしい姿の元気な仔猫たちの後ろ側に、過酷な環境に勝てずに骸となった小さな命が見える。
しかし、一人で立ち向かうには、あまりにも問題が大きい。

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