日光初秋の旅《その1》=上野駅から=

じゅの

2005年09月20日 22:16



遅れて取った夏休み、日光に行こうと思う。

東武日光線で行けば、安いし、早いと思う。でも、どうしてもJR日光線に乗りたかった。

上野から東北本線(宇都宮線)に乗って、宇都宮に出て、そこからJR日光線に乗り換える。

上野から出る宇都宮線は、地上ホームと地下ホームと、両方から出発する。地上ホームの方が断然本数が多いけれど、私の足は自然と地下ホームに向いた。

地下からは何本かの東北本線(宇都宮線)と高崎線の各駅停車、それに常磐線などの特急列車が発着する。
幼い頃、両親に連れられて北関東の祖父母の家を訪ねるとき、必ずくぐった地下ホームの改札。
北からやってくる列車たちの、そこは終点であり、新たな人生への出発点だ。

明るい地上ホームとは対照的に、車止めで止められた薄暗い地下ホームは、どこかゆっくりとした空気が流れている。



※上野駅の下のホーム(13〜17番ホーム)は、地下ホームではなく、『地平ホーム』といういうそうです。
薄暗いのは屋根の覆われているからで、確かに線路はまっすぐ屋外に出て行きます。
(2006年6月18日・訂正)

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