房総半島の駅舎を訪ねる《その4》=青堀(あおほり)駅=

じゅの

2006年12月02日 17:55



巌根駅の次の次、木更津駅、君津駅のお隣、青堀(あおほり)駅。
千葉県富津市に位置し、富津市の中では一番乗降客が多い。
1915(大正4)年開業。
ここもまた、開業当時の古い木造駅舎が残る。

駅舎正面の様子。駅前は広く、ロータリーになっている。



駅舎正面、向かって左側には、水色のタイルでできた水呑場がある。
水道の蛇口はすでになく、もう何年も使われていない様子だが、昔はどこの駅にもあったこんな施設がまだ残っているのがなんだか嬉しい。

洗面台の前は、小さい子どもへの配慮なのか、コンクリートの踏み台があり、優しさを感じる。



駅前を探索したあと、また改札を入る。

ホームの千葉方面側から館山方面を見る。
島式1面2線のホームと、右側、青紫色の瓦屋根の駅舎とを、水色の跨線橋が結ぶ。
駅舎の前には職員だけが利用するのか、小さな踏切がある。



ホーム千葉寄りには、こぎれいな待合室がある。
水色に塗られた壁と、小さな鬼瓦が乗っかった黒い瓦屋根。
こじんまりとした感じだけれど、清潔感が漂っている。



ここでもスカ色を記録する。
(これはお隣君津から乗ってきた下り館山行きの後姿)

君津駅までは複線だが、ここからは単線になる。
列車はホームを出ると上下線の線路が合わさり、緑の中へ入ってゆく。

(2006年11月4日・内房線青堀駅にて撮影)

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