2005年11月26日
白いボディーに青いラインを求めて《その4》=関東鉄道常総線(下館駅にて)=
2005年11月19日
白いボディーに青いラインを求めて《その3》=真岡鐵道(下館駅にて)=

列車は小山駅を出発する。
路線図と外の景色とを眺めながら、どこで降りようかなと考える。

小山を出て、小田林(おたばやし) → 結城(ゆうき) → 東結城(ひがしゆうき) → 川島(かわしま) → 玉戸(たまど) と乗って、その次の下館(しもだて)駅で降りる。
ホームに列車が入るとき、となりにやたらと派手な列車が見えた。
あれは何かなぁ、と近くまで行ってみる。
SLが走る鉄道として有名な真岡鐵道だ。
SLは土、休日に1日1往復走るが、今回は残念ながらそれには出会えなかった。
これはモオカ14形と呼ばれる気動車だ。
下館から陶芸で有名な益子を通って、茂木(もてぎ)駅まで延びる。
→小山駅に貼ってあったSLのポスター 興味のあるかたはこちら《真岡鐵道株式会社・公式サイト》にどうぞ。

2005年11月13日
白いボディーに青いラインを求めて《その2》=水戸線(小山駅にて)=

そろそろ水戸線が入線する頃かなと思い、ホームに下りる。
水戸線は、東北本線の小山駅(栃木県)と、常磐線の友部駅(茨城県)を結ぶ、単線の路線だ。約50キロ、16駅を、約1時間で走る。
明治22年の開業当時は小山から水戸までを結び、茨城県の県庁所在地である水戸に敷かれた最初の鉄道だった。
しかし、何度かの合併や国有化の中で、友部を終点とするようになった。
今でこそ1時間に1、2本のローカル線だが、かつての重要な花形路線だった面影が、路線名にわずかに残る。
ホームに入っていたのは、ステンレスにブルーの帯を巻いた、415系1500番台。
首都圏の秋葉原などでよく見かける、常磐線の快速列車と同じ型かなと思う。

2005年11月13日
白いボディーに青いラインを求めて《その1》=東北本線・小山駅=

わけあって、水戸線に乗ろうと思う。
前回の吾妻線の旅同様に、湘南新宿ラインに乗る。
今度の列車は大宮から東北本線に入り、水戸線の始発駅である小山駅に到着した。
小山駅に入線する列車の中から、二つ向こうのホームに目当ての列車が停まっているのが見えた。
しかし、列車は湘南新宿ラインが到着すると同時に出発し、その後姿を見送ることになった。
次の列車が来るまで、1時間もある。
同じく小山駅を始発にして、水戸線とは正反対の方向へ行く両毛線のホームなどをしばらくぶらついたあと、一旦改札を出ることにする。
新幹線も停車する小山駅は、栃木県の南の玄関口の役目もあってか、なかなか立派な建物だ。
駅前から出る目抜き通りを中心にして、町もにぎやかで活気に溢れている。
秋晴れの青い空に、白いタイルの壁がよく映える。
そして、白いキャンバスに描かれたブルーの文字の駅名が、水戸線の旅の目的を象徴している。
