2007年01月28日
続・ぽかぽかだにゃ(=^・^=)

にゃごに出会い、その近くをしばらくふらふらと散歩をして、家路につく。
他にも経路はあったけれど、また会えるかも、と同じ道を引き返す。
よく似た柄の兄弟(?)にゃごはもういなっかたけれど、かわりに茶トラにゃごが背中を丸めて座っている。
おやおや、と相好を崩し、そっと近づいてみる。
怪しい人影に気づいた茶トラくんは、ゆっくりと立ち上がる。

逃げちゃうかな、とゆっくりとしゃがんでみると、にゃごはこちらに近づいてくる。
やがて私の傍までやってきたにゃごは、しゃがんでいる私の周りをぐるりと廻り始める。
着込んだ上着を通して、にゃごの暖かな体温と、ふわふわ感が背中に伝わってくる。
黙っていると何周でも廻っていそうな気配。
足が疲れてきたのでいったん立ち上がると、それまで座っていた場所に戻って行った。
にゃごはくるりとこちらに向き直り、そしてゆっくりと座る。
お行儀良く両足をそろえて座る姿は、まるで丁寧にご挨拶をされているよう。
私も思わず地面に座り、にゃごと同じ視線になる。
太陽は西に傾きかけて少し寒くなってきた。
茶トラにゃごくん、今日はこのへんで帰ることにします。
また今度、遊んでね。
(2006年12月3日・近所の路地にて撮影)
2007年01月28日
ぽかぽかだにゃ(=^・^=)

昨年の師走の頃。休日にちょっとお散歩。
普段歩き慣れない路地を入ると、そこにはあたりまえのように、にゃごたちがいる。
足を止め、驚かさないようにと静かに歩を進める私を、にゃごはにらむ。
「なによ。文句あるの?」とばかりに。

視線を少しずらす。
こっちにも、にゃごがいる。
見返り美人よろしく、体をひねってこちらを見る。

よく似た柄の二人の位置関係はこんな感じ。
行きずりの怪しい人影を、二人は同時ににらむ。
冬の陽だまりの中での日向ぼっこ、じゃまして悪かったね。写真撮ったらすぐに消えるから。
(2006年12月3日・近所の路地にて撮影)
2006年10月15日
久々に、野良にゃご・・・(=^・^=)

10月も半ば、空はさわやかな秋晴れだが、冬の足音も確実に近づいているように思う。
久しぶりに我が家のマンションの前庭の芝生に、野良にゃごが現れた。
ベランダに出て、ふと下を覗くと、マンホールのふたの上でのんびりと寝そべる野良にゃごちゃん。
きれいな茶トラねこちゃんは、寝そべったお尻の近辺を飛び回る小さな蝶が気になる様子。

しばらく目で蝶を追いかける姿をそっと眺めた後、ベランダから「にゃ~おん」と声をかけてみる。
すると野良にゃごが「なんだ?」というように、ベランダの方を振り返る。
上を見上げる大きな目とばっちり合ったが、にゃごは別にあわてるでもなく、そこに居続ける。
確か、去年の春だったか、マンションの後ろの棟の前庭で子猫が生まれ、それを追い掛け回す住民に胸を痛め、エントリーを立てた。
今年もまた、あの悲劇が繰り返される、そう思いつつ迎えたこの春。
しかし、ねこたちはいつのまにかそこから姿を消して、夏の間はまったく姿を見せなかった。
なんか、イヤな感じ。そう思い、心配していたけれど、あのときの親猫がどこからともなくまた帰ってきた。
今日うちの棟の前庭で日向ぼっこをしていたにゃごは、去年生まれた子猫のような気もするし、そうではないような気もする。
しばらく姿を見せなかった後ろの棟の親猫は、今年は違うところで子猫を生んだのか、それとも今年は生まなかったのか。
猫の社会のことはわからないけれど、元気な姿で戻ってきてくれたことに、胸を撫で下ろす思いだ。
それと同時に、また去年同様の切ない思いもついてくるのだけれど。
(2006年10月15日・自宅マンション前庭にて撮影)
2006年06月03日
なんだにゃ(=^・^=)

用事があって外出。
フェンスの向こう側に野良にゃごを発見。
そっと近づくと、「なによ?」という感じでこちらを見る。
顔だけはこちらを睨みつつ、体はいつでもダッシュできる体制をとっている。
しばらく睨み合ったあと、どくだみの茂みの中に消えていった。
2006年02月12日
Cat on wall =猫、塀の上を歩く=

猫の気配を感じて、ベランダに出てみる。
金網の塀の上を軽やかに散歩する猫が二匹。
そこでなにするでもなく、ただひたすら等間隔で歩いて行く。
金網の下の植え込みには、何匹かの猫が上を仰ぎ見ながら、ついてくる。
さながら、大名行列のようだ。
2005年08月20日
蝉と戯れる(=^・^=)

ベランダから前庭の植え込みの猫を発見。
野良にゃごも涼しいところを求めて、木立に入るのか。
この左側には大きな桜の木があるのだが、この後にゃごはいきなり幹に襲い掛かった。
すると幹の間からわっと10匹近くの蝉が飛び立ち、こちらに向かってきた。
どうやらにゃごは蝉と戯れたかった様子。
しかし蝉だって、そう簡単には餌食にならない。
それにしても、1本の木にこんなに蝉がいようとは。どうりでジージーと騒がしいわけだ。
2005年08月01日
背中に哀愁・・・(=^・^=)

ま、いろいろと考え込むのはちょっと休んで、野良猫ウォッチングに戻ろうか。
欲しい本がある、と娘が言うので、本屋さんへ向かう。
住宅街の真ん中を通る道路は、広いけれど車は少ない。
そんな道を猫はゆっくりと横切り、金網の柵をもぐって道横のわずかな空き地へ入って行った。
背筋をすっと伸ばしたやせた背中に、野良猫の哀愁を見る。
2005年07月17日
やっぱ無理かなぁ・・・地域猫(=^・^=)

朝、出かけるときにマンション内の通路で出会ったにゃご。
この柄、始めて見る気がする。
一段高くなった石垣の上に、油断するとぼてっと落ちそうな格好で寝そべっている。
一瞬、逃げるかと立ち止まったが、ゆっくりと頭を上げて、しばしにらめっこ。
かなり近づいてパチリと1枚撮ったあと、「おいで」と手を延ばすと、横目で睨んで牽制しながらゆっくりと逃げた。
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ころころとじゃれあっている仔猫たちを眺めながら、頭が痛くなるほど考えた。何か良い方法はないものか、と。
あっちこっちのサイトを渡り歩き、猫好きな人に聞いてみたりもした。
地域猫、いけるかも知れない。そう思わないでもなかった。
でも・・・
一人ではできない活動だと思った。体力的、金銭的にはもちろんだけれど、それ以上に精神的な負担が大きい。
だけれど誰もみんな、大変な思いしたくないもんね。
2005年07月05日
地域猫への道は遠い・・・よね(=^・^=)

もう何日も考えている。なんとかならないものかと。
この春、私の住むマンションの敷地内で生まれた野良猫の赤ちゃんは、少なくても5匹いる。
私は猫が大好きだから、ただ眺めては喜んでいる。しかし、猫嫌いはどこにもいるし、その気持ちはわかる。
実際に1階のベランダを闊歩する猫たちに迷惑している住民はたくさんいる。
芝生や植え込みにされる糞尿で、植物はダメージを受けるし、第一不衛生だ。
何かのたびに、「野良猫にエサをやらないように」とお達しがくる。
でも、実際にエサをやっている人は皆無に近く、また、もともとが狩り名人の猫は、人間がエサを与えなくても、自力で虫でも鳥でも獲って食べるので、それで死滅することはないだろう。
いくら猫嫌いだと言っても、誰も積極的に捕まえて抹殺しようとは思わない(思われたら困る)。
ただ、「困ったね」と見ている。
自分に被害が及べば、「シッシ」と追い払う。
猫は生後10ヶ月もすれば、繁殖能力を持つ。
来年の今頃、また新しい命が生まれ、また同じ騒動が繰り返される。
どうする?どうしたらいい?
今、社会には「地域猫」という考え方が出てきている。
飼い主のいないホームレス猫を、地域で面倒を見てゆく。
餌場をつくり、衛生的に管理された場所でエサを与え、餌付けをする。
人間に十分慣れたところで、捕獲し、避妊、去勢術を施して、また地域に帰す。
そうして少しずつ、繁殖能力を抑えて行くことで、やがては野良猫をなくすことが最終目的だ。
さぁ、どうする、どうする、と頭の中で繰り返している。
愛らしい姿の元気な仔猫たちの後ろ側に、過酷な環境に勝てずに骸となった小さな命が見える。
しかし、一人で立ち向かうには、あまりにも問題が大きい。
2005年06月25日
ノラにゃごの母、強し(=^・^=)

金網越しに後ろの棟の芝生を眺める。
金網のすぐ向こう側に、この前のアメショーくんを見つけたが目があったとたん、逃げてしまった。
諦めて金網沿いにずっと端まで歩き、他のチビにゃごを眺めたあと、また戻ってきた。
しかし、アメショーくんと見つめあったその場にいたのは、彼のお母さん。
普段なら、目が合えばすばやく逃げるのに、今日はいつもと様子が違う。
こちらをキッとにらみつけ、ときどき「シッ」と息を吐いて威嚇してくる。
まるで「私のぼうやに近づかないで」と言っているよう。
我が子を守ろうとする母は、そこはかとなく強い。