2005年06月04日
お散歩、そして読書

自宅から20分ほど歩いたところに、谷戸がある。
今はすっかり宅地化されてしまったが、ところどころにたんぼがあり、畑があり、その面影がわずかに残る。
起伏の激しい山坂を行くと、やがてこんもりとした緑が現れ、市が管理する大きな緑地に出る。
木陰に置かれたベンチに座って、読みかけの文庫本を読む。
まわりは子どもたちの歓声やらでざわめいているはずなのに、緑の下のその場所だけ、静寂に包まれている。
2004年06月26日
ねこじゃらし on the table

残業をして、赤いランプの終バスに乗り、やっとのことで家にたどり着いた。
子ども達はそれぞれの部屋に入り、家の中は閑散としている。
ダイニングのテーブルには、普段使いのグラスに無造作に投げ入れられた、3本のねこじゃらし。
何気ない娘の行動が、疲れた体に温かい。
2004年06月15日
2004年06月08日
アゲハ蝶、ちょっと一休み

梅雨の晴れ間にちょこっと散歩。
そうそう、たんぼの様子を見にね。
しろかき中のおじさんと、たんぼのかもについて話したあと、その近くの花畑に足をのばす。
お花畑のまわりの雑草の中で、優雅に飛ぶアゲハを発見。
だれかが「アゲハは足が速い」と言っていたので、撮影は無理だよね、と眺めていた。
しかし、彼女はの〜んびりと草の上でお休み中。
ありがと。ちょっとだけその姿、撮らせてね。
【6月5日(土)・撮影】
2004年06月06日
たんぼ・・・しろかき中

入梅を待っていたたんぼ。やっと水が入った。
用水路から水が流れてきて、たんぼはみるみるきれいな水で満たされて行く。
きらきら光る水面をじっと見ていると、その中央付近にかすかに動くものを発見。
少し離れたところでしろかき作業を終え、休憩していたおじさんに聞いてみる。
「かもはわざわざここへ連れてきたのですか?」
「いやいや、勝手に来るんだよ」
「そうなんですかぁ」
「今はまだいないけれど、そのうち蛙が卵を産むんだな。それが目的。卵は食べないけれど、おたまじゃくしを食べるんだ」
「あぁ、おたまじゃくしを・・・」
「誰も教えないのになぁ。よくわかってるんだなぁ。たいしたもんだよ」
かもたちを見つめるおじさんの目は優しかった。
2004年06月05日
2004年06月01日
たんぼ・・・入梅を待つ

自宅から少し歩いたところに、たんぼがある。
住宅街の真ん中に、たんぼはぽつんぽつんと点在する。
あちらこちらから、田植えの便りが聞こえてくる。
きらきらと輝く水面に、小さな早苗が一列に行儀よくならぶ、大好きな風景だ。
幼い頃を田園地帯で過ごした。
1年を通して、さまざまに姿を変えてゆく、たんぼが大好きだった。
我が家の近くのたんぼは、鍬が入れられ、入梅を待っている。
(写真は5月23日(日)撮影)
2004年05月30日
あさがお、きゅうり、大きくなった?

運動会の合間に、子どもたちが育てている観察園を歩き回る。
子どもたちが生活科やら理科やらの授業で育てている植物が、きれいに並べられている。
いつの時代も、1年生の最初のお仕事はあさがおの種まきから。
入学したてのちっちゃな1年生が、わいわい言いながら種をまき、水をあげる姿が思い浮かぶ。
こっちの蔓になっているのは、きゅうりだろうか。
同じよう種をまき、水をあげているだろうに、こんなに育ち具合が違うのはなかなかおもしろい。
たくさん芽が出てるのもあれば、ひとつも出ていないものもある。
大人はそっと覗き込みながら、ほほえましいな、と思って見ているけれど、当の本人はさぞかし悔しい思いをしているんだろうな。
大丈夫。まだまだこれから。あきらめないでお水、あげてね、とそっとつぶやいてみる。
2004年05月30日
運動会

子どもが通う小学校で、運動会が行われました。
天気予報はくもり・・・しかし、実際は暑かった、暑かった。
運動会の場面を切り取ってみました。
空は薄っすら雲が広がるものの、真っ青に近く・・・
入学したての1年生による鈴割もうまく行って・・・
下級生の綱引きに、声援を送ろうとする上級生の応援団・・・
色別対抗の最終得点はこんな結果・・・
色ごとのスローガンはこうだって・・・
上級生が下級生の面倒を見つつ進行してゆく、なかなかよい運動会でした。
ただ、あんまり応援に熱が入りすぎて、相手チームを罵倒する親がいたことには、ちと閉口・・・
これじゃぁ子どもたち、かわいそうだよね。
私たちの地域では、入梅前のこの時期に開かれるのが一般的。
なので、「初夏の風景」ということで。
2004年05月25日
はたけの花

市民農場のお散歩の続編。
丹精こめた野菜畑のあちこちに、思い思いに花たちが咲いている。
上段左側:姫リンドウ(かな?)
上段右側:タチアオイ
下段左側:あじさいのつぼみ
下段右側:かぼちゃの花
人々は農作業に汗を流しつつ、ふと目を上げたときに目に入る色とりどりの花たちに力をもらい、疲れを吹き飛ばすのだろう。
さりげなく植えられた花に、大きな力が隠されている。