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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2007年03月17日

冬の北国仙台へ《東北本線編・その6》=郡山駅にて・701系=



美しい白河駅を後にして、郡山行きの列車に乗る。
白河駅から乗ったのは、交流一般型電車の701系だ。
(写真は郡山駅で乗り換えた、同じく701系の福島行き)

味気ないステンレスのボディと、ロングシートの車内。実は鉄道ファンの間ではいまいちの評判のこの列車。
たしかに日本の大動脈の東北本線を走るにはちょっと貫禄不足な感じ。

初めて訪れる郡山駅は、磐越西線、磐越東線・水郡線と、楽しい路線が目白押しの駅。
しかし今回は乗り換え時間5分のほんの通過点の駅。
また今度来るからね、と思いつつ、不人気な701系列車に乗り込んだ。

(2007年1月5日・郡山駅にて撮影)  

Posted by じゅの at 19:48Comments(2)電車旅/JR東北本線

2007年02月24日

冬の北国仙台へ《東北本線編・その5》=駅舎の内側・白河駅=



ホームから、天守閣と反対側に位置する駅舎を見てみる。
午前11時。こちらからは逆光になるため、画像はピンボケだが、はじめて目にする三角屋根にワクワク感が高まって行く。

駅舎はホームから少し離れ、ホームよりも低い所にあるので、屋根しか見えない。



ホームにある下りの階段を降り、右に曲がるとこの通路に出る。
通路は上屋に覆われている。木製の柱や梁はホームの上屋と同じだ。
通路をまっすぐに進むと、そこは団体用の改札口なのか、それとも荷物専用のゲートなのか、広い空間がある。



通路の突き当たりを、広い空間とは反対側の左側に折れる。
背の高い窓を右側に見ながらしばらく歩くと、そこにやっと改札口が現れる。



改札を出ると、そこはエントランスだ。
天井が高く、ゆったりとした広い空間にはいくつかのベンチが並び、待合室になっている。
入り口のドアの上、天井との境目には、ステンドグラスも見える。
これがファサードの付け庇の上で、美しい姿を見せていたステンドグラスだ。



入り口側から改札口を見てみる。
自動改札はまだなく、昔ながらのシルバーが輝いている。
改札口の右側には切符売り場のカウンターがあり、駅事務室には職員の方々がおられる。



改札口の左側には、扉があり、その向こうに何がしかの部屋があるように見受けられる。
入れるのかな?と引き戸を開けてみると、そこはにはこんな広い空間が広がっていた。
日当たりのよい窓際にベンチが置かれ、真ん中には石油ストーブが設置されている。
ストーブの小さな窓から見えるオレンジ色の炎が暖かい。
背の高い窓から入り込む光と、それによって出来る陰とのコントラストが、暖かい空間を更に暖かく演出している。

右側、柱の向こうの不思議な空間。
待合室には広すぎるこの空間は、「伯養軒」という構内食堂の跡だ。
かつてはここで作られた駅弁も売られていたそうだが、今では新白河駅のみの販売になっているそうだ。

ここにもひとつの駅舎の栄枯盛衰を見ることができる。
しかし、かつての繁栄の誇りは、暖かな待合室に変わっても、静かに息づいている。

(2007年1月5日・白河駅にて撮影)  

Posted by じゅの at 12:40Comments(8)電車旅/JR東北本線

2007年02月17日

冬の北国仙台へ《東北本線編・その4》=ホームにて・白河駅=



列車からホームに降り立ち、あたりを見回すと、まず天守閣が目に入る。
南北朝時代の1340(興国元)年に、結城親朝が小峰ヶ岡に城を構えて小峰城と名づけたのが始まりとされる、白河小峰城だ。
盛岡城、会津若松城とともに東北三名城のひとつに数えられており、名老中の松平定信が城主であったことでも知られている。



左手に天守閣を見ながら、郡山方面にホームを歩く。
先端まで行って、くるりと振り返ると、こんな建物が見える。
駅事務所なのか、それとも倉庫なのか、よくわからないけれど、黒い瓦屋根の古めかしさがいい感じだ。



黒い瓦屋根の建物の脇を通り、黒磯方面にゆっくりと歩く。
ふと見上げた視線には、屋根を支える梁が見える。
ひとつひとつに丁寧に施された意匠が、美しい。



更に黒磯方面にホームを歩く。
ホーム半ば、しばらく途切れていた上屋が現れる。
屋根を支える木製の柱と、梁、筋交いに、駅の歴史を見る。



上屋を超え、黒磯側の先端まできた。
ホームが途切れた向こう側に、小さな小屋がある。
石積みの古い小屋は危険物を格納するためのランプ小屋だ。

そこから黒磯方面に延びた線路の向こう側に、薄っすらと雪化粧をした山並がかすかに見える。

島式1面2線を持つ白河駅。
みちのくの玄関口として、古くは奥州三古関の一つ「白河の関」が設けられ、交通の要衝に位置づけられていた。
かつては特急、急行も停車する重要な駅だったが、現在はそれもなく、静かな佇まいを見せている。
しかし、かつての繁栄の証は、確かにホームや駅舎のそこここに刻まれている。

(2007年1月5日・白河駅にて撮影)  

Posted by じゅの at 22:59Comments(0)電車旅/JR東北本線

2007年02月10日

冬の北国仙台へ《東北本線編・その3》=美しきかな・白河駅=



黒磯駅から455系列車に乗って、東北本線を北上する。
黒磯 - 高久 - 黒田原 - 豊原 - 白坂 - 新白河 と乗って、次の白河(しらかわ)駅で降りる。

福島県白河市に位置するこの駅は、1887(明治20)年に開業している。

駅舎を正面から見てみる。
背の高い寄棟の屋根と、三角屋根のファサードは、均整が取れていて美しい。



少し右斜めから見る。
赤い瓦屋根がかわいく、それでいてどっしりとしている。



右側正面から見てみる。
ルーバーになった四角い通気孔、下見板張りの白い壁、途中で微妙に角度を変える屋根。



駅舎の前を通って、反対側に行ってみる。
背の高い窓が印象的だ。



三角屋根のファサードを見る。
時計の周りの飾り、ステンドグラスとその周りの飾り、赤い付け庇とその上に掲げられた駅名票。
どれをとってもすばらしいバランスだ。



ファサードを下から見てみる。
付け庇を支える梁もまた、美しいラインを描く。

かつてはみちのくの玄関口として、また、小峰城(白河城)の城下町として栄えた町だ。
しかし、1982(昭和57)年に東北新幹線が開通し、ひとつ手前の新白河駅(旧磐城西郷駅)が新幹線との接続駅となってから、商業の中心は新白河駅に移り、市街地は空洞化が進んでいった。
立派な駅舎と広々とした駅前の広場は、かつての繁栄の証なのだろうか。

しかし、「ステンドグラスのある赤瓦の屋根の大正ロマン漂う駅舎」は、開発の波から取り残されたがゆえに、そこに美しい姿をとどめていると言えるのかも知れない。

(2007年1月5日・白河駅にて撮影)  

Posted by じゅの at 23:29Comments(3)電車旅/JR東北本線

2007年02月03日

冬の北国仙台へ《東北本線編・その2》=455系・黒磯駅にて=



宇都宮から50分ほどで、黒磯(くろいそ)駅に到着した。
さてさて、ここからは未知の世界の始まりだ。

上野から黒磯までは直流で、その先は交流区間になる。
そのため、ここ黒磯駅で乗り換える必要がある。

黒磯駅で待っていたのは、交直両用型の455系列車だ。
二つドアのこの列車は、ドアの部分がデッキになっている。
165系のみかん電車を思わせるようなつくりに、思わずにっこり。



黒磯←→郡山の方向幕も、幕ではなく、鋼鉄製のサボが入れられている。

ドア越しには、お隣のホームの駅名票も見えている。

(2007年1月5日・黒磯駅にて撮影)  

Posted by じゅの at 17:42Comments(2)電車旅/JR東北本線

2007年02月03日

冬の北国仙台へ《東北本線編・その1》=宇都宮駅=



冬の青春18きっぷは、寒いからやめておこうと思っていたけれど・・・。

杜の都、仙台までひとっ走りしてこようと思う。

朝6時、自宅を出発。
湘南新宿ラインの宇都宮行きに乗って、東北をめざす。
まだ夜の明けぬ真っ暗な早朝の空気は、冷たくピンと張り詰めている。

湘南新宿ラインに乗って約2時間、列車は終点の宇都宮駅に到着した。
宇都宮からは黒磯行きに乗り換える。

ホームで待っていたのは、211系の黒磯行きだ。



同じ東北本線宇都宮線(上野-黒磯)でも、宇都宮から出る黒磯行きの方向幕は、緑色だ。



時間がなく、駅舎の外に出ることはできなかったので、駅名票を記念に。

(2007年1月5日・宇都宮駅にて撮影)  

Posted by じゅの at 15:52Comments(2)電車旅/JR東北本線

2004年09月12日

稲穂 =関東平野を走り抜ける電車の窓から=

20040904_tanbo.gif

思い立って、東北本線に乗ってみる。
上野駅から在来線の各駅停車にふらりと乗り込んで、黒磯まで。

電車の中から見えるたんぼの姿が美しい。
黄金色の輝きをみせる寸前の、やわらかい萌黄色。
(この季節に萌黄色は、ヘンか。でも、そんなやわらかい色だった)

見渡す限りの広大なたんぼは、宇都宮から2、3駅行ったところ。

揺れる電車の車窓から撮ったので、画像自体はいまいちのできだが、私の原風景ともいえる大好きな景色に、大満足、大感激だ。  

Posted by じゅの at 11:17Comments(17)電車旅/JR東北本線